正しい意識が出来るようになる4スタンス理論をダーツにはめてみる
4スタンス理論と言う考え方があります。
これはフィジカル総合アドバイザーとしてトップのアスリートをサポートしてきた廣戸聡一先生が
、今までの経験から導き出したひとつの考え方です。
言い方によっては体の説明書ともいえるものになります。
これをダーツに生かそうと言うことを考えられ始めてきています。
この理論は繊細なダーツの投げ方の時には特に生きて来るのでチェックをして、自分がどのタイプであるのかを知ることは、質のある練習になってきます。
D-skさんもこの理論には大きな理解を示して、ダーツプレイヤーの視点から研究をしています。
ここではAⅠ、AⅡ、BⅠ、BⅡという4つのタイプの特徴と、実際に自分でタイプをチェックできる方法などを紹介していきます。
文章や本を読んだだけでは「分かった気」になってしまうだけです。 身体で理解していくことで、「自分はタイプAⅠだと思っていたけれどBⅠだった」という間違いに気づくことはよくあることです。
少ない練習時間だからこそ、間違ってはいけない
ダーツを専業で仕事にしていない私にとっては、少ない時間の練習は質を求めてくるようになってきます。
そのためにはどこに、何に意識を集中できるかと言うことを考える指標として、こういった理論的なことを考えておくことは重要になってきます。
さらにこの考え方だと、自分が間違った練習をしていると言うことに理論的に気づくこともできるようになります。
あまりダーツの練習のために時間が取れないので、間違った練習の時間を割きたくないのです。
よくやってしまいますが仕事中、紙を丸めて、ゴミ箱にぽーん、と言うことを繰り返しても、うまくなるとは思えません・・・
4つのタイプの詳細と特徴
タイプは4つに分けることが出来ます。
そのタイプによってダーツのフォームや投げ方を少しづつ変えていったり、意識をしていくことが出来るようになります。
選択と集中、という大きな目標を持つことが出来るようになるのです。
タイプは以下の4つに分けて考えることが出来ます。
最初の二つはAタイプです。
このタイプは日常生活では手や足が指先に集中していて、バランスをとっています。
ダーツの時にはつま先が立っていることがあるとこのタイプの可能性が出てきます。
後の二つはBタイプです。
普段の生活や無意識下でも手の平や足のかかとが中心となっています。
ダーツで集中しているときでも、つま先で立つことがないのはこちらのタイプの可能性があります。
そしてそれぞれ、内側からバランスをとっているか、外側からバランスをとっているかでタイプⅠ、タイプⅡと分かれていきます。
下記に簡単にまとめておきます。
1、AⅠ・・・つま先内側
2、AⅡ・・・つま先外側
3、BⅠ・・・かかと内側
4、BⅡ・・・かかと外側
これらのタイプを判断するために必要なチェックがいくつかありますが、人の感覚はあいまいなところがあります。
そのために、ひとつのチェックだけでは決め付けられない、と言うことが出てきます。
いくつかのチェックをつかって判断をするようにしていきましょう。
その判断は定期的に何度もしていくことで、段々とタイプを絞り込んでいくことが出来るようになるでしょう。
自分に合ったタイプをチェックしてみよう
タイプのチェックは、すぐにこれ!と分かるものではありません。
いくつかのチェックを試していきながら徐々に分かってくるものです。
チェック自体はすぐに出来る簡単なものになっているので、じっくりと判断していきます。
チェック1、ダーツを投げる姿勢になって、前足と後ろ足のどちらが押し返しやすいか? です。
パートナーに手を合わせてもらって押し返してみると分かりやすいようです。
前足が強い場合にはAタイプ、後ろ足が強い場合にはBタイプです。
分かってきたらさらに詳しくチェックしていけます。
チェック2、片方の足を上げて、手をつま先にまで伸ばしてみる。
上げた足と手が同じ側のほうがやりやすいならばパラレル、逆のほうが上げやすいならばクロス、と言います。
クロスの場合はAⅠかBⅡタイプ、パラレルの場合はAⅡかBⅠタイプです。
チェック3、座った上体で太ももを内側に絞る、外側に絞る、すねを内側に絞る外側に絞る、この状態で立ち上がりやすいのはどれか?
太もも内側すね外側はAⅠ、太もも外側すね内側はAⅡ、どちらも内側はB1、どちらも外側はBⅡと分かれていきます。
そのほかにもチェックの方法はありますが、何度も行っていくごとに段々と正確に絞り込んでいくことが出来るでしょう。
これくらいだから、家でもすぐに出来るんです。
すぐに結果を出さないで正確なタイプチェック
ダーツに限ったことではありませんが、何事も最初の一歩がとても大切になってきます。
これから長い期間をかけて連取していく中で方向性が間違っていると、遠回りになってしまうからです。
一番やってしまいがちなことはダーツ暦が長い方の場合に、読んだだけでわかった気持ちになってしまうということでしょう。
もしくは実際にカラダを動かしてチェックをしないで「俺ばBⅠだ」と思い込んでしまうことです。
先入観や思い込みを頭の中からのぞいて、初めての気持ちでしっかりとタイプをチェックできることが上達の早道となるでしょう。
この本のちょっとしたことが、なったばかりのダーツプロと、 トッププレイヤーの違いではないでしょうか?
ダーツ上達のためには二つのアピールが必要なのです。
ひとつは理論的な考え方ですが、ダーツのためだけの4スタンス理論は今のところ、 書籍にはありません。
しかし、竹山大輔さんの商材ではその片鱗を見出すことが出来てきます。
もうひとつは実践的な経験です。
一番早く見につけるために必要なことは小熊式であることは間違いないでしょう。