孫子の兵法書 投矢篇 ダーツ戦術マニュアルをじっくり検証
へたくそからダーツの日本代表に選ばれるようになったという にくきゅ~氏の実力は技術だけではなく、 戦術にまでこだわっていることからきています。
うまくなるため、ではなく、勝つための方法や戦術を書籍にして、 販売しているのは珍しく、あまり見かけたことがありませんでした。 ダーツに勝ち続けていくと体感として段々身についてくることですが、 早くに身に付けておくと、Aフライトにもなりやすくはなるでしょう。
ダーツがメンタルのスポーツであることを付いた一作
ダーツの戦略ってそれほどのものがあるのかと思っていましたが、 結局は頭のいいほうが勝っているところを見ていると、そのような気がしてきています。 カウントアップではタダ点数を上げるだけですから実力で勝負が 決まってきてしまうでしょう。
しかし、それにもほんの少し言葉の掛け方で変わってくることもあるのです。 少々ずるい手のようにも見えますが、勝負に勝つことだけを考えていくと、 そのような作戦も出てくるということです。 TON80にすれば逆転のチャンスがある状況であれば、相手は いつ逆転されてもおかしくないだけに、まだ恐れています。
実力は後からつけてきてもいいという考え方です。 私はそのような手を使ってほしいとは思いません。 しかし、そのような戦術があることを知っているだけでもメンタルは強くなっていくのです。
スランプでうまく入らなくなったときに活用して欲しい
商材販売者の草薙彬人氏は下手でも戦術があれば負けない、といっています。 しかし、そこには小さな嘘が隠れているのです。 どんなにメンタルが強くて、戦術がしっかりとしていても、 的に入らなければダーツでは得点になりません。 ここでは最低限に必要な技術として、狙ったシングルには入ることが前提となっています。
ですので、私の結論はある程度の実力がある人、ということになります。 なぜか急に入らなくなってレーティングがどんどん下がっていく人、 今までの相手に余裕が無くなって負けそうになってきた人は 戦術次第で勝機が見えてくるからです。 スランプの時にはフォームを変えたりいろいろしたくなってしまいます。 それを乗り越えるには他の事を考えてダーツに打ち込むことで スランプ脱出まで耐える時期なのです。
ダーツが下手でもAフライトになる方法と一緒
ライブカードを2枚以上持っている人は一枚が真剣な時用、 一枚が単なる練習用など分けています。 そのときにレーティングを上げるためだけに301ばかりをして、 ポイントをため続ける人もいるようです。
店によってはーティングの規制があるので そういった対策を取ったりしているのでしょう。 これもひとつの戦術で自分をいかにAフライトに見せかけるか、ということです。 戦術は知っていることが大事です。 それだけで、自分の立ち位置が分かってくるからです。 調子が悪い日に当たったときには戦術を磨くチャンスと捕らえてはどうでしょうか?