ダーツプロorサラリーマン!?

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フィルテイラーが回転に対して意識していること

ハードでも、ソフトのダーツでも帝王と呼ばれるフィルテイラーは ダーツに回転がかかっていることでも有名です。   結果を観てしまうと、フィルテイラーの実力の秘密が そこにあるかとも思えてしまい、ダーツに 回転を掛けるための工夫をしたくなってきます。

  グリップからフォームまで真似てくると、 同じような回転を掛けられるようになってきます。    

 

ダーツに回転は掛けるべきか

ダーツに対して、回転がかかってくると、 フィルテイラーのように狙いが安定してきます。 それは、回転が起こすメリットですが、見方を変えてみると デメリットが見えてきてしまいます。   回転を掛けるためには技術が必要になってきます。 指のどこで、いつ、回転を加えているかを分析し、 それを身に付けるためには技術が必要になってきます。  

 

中途半端な投げ方をすると、投げる瞬間のブレが大きく、 まともにダーツは跳びません。 その点では回転だけに意識をするのは、あまりいいことではありません。 無回転で投げるようにすることも、同様です。   余計なことに意識をしてしまうと、 肝心のグルーピングなどが出来なくなってくるからです。    

 

フィルテイラーの回転の掛け方

 

回転を掛ける選手の場合には、2種類いるといわれています。   テイクバックのときにダーツを回転させながら引いていくタイプと、 初めから回転させる前提でグリップを決めてしまうパターンです。 どちらも、自然に身についてきたプロのほうが多いため、 どちらのタイプが多いかも特に統計は取られていません。  

 

フィルテイラーの場合は前者だといわれていますが、 動画を見ている限り、私は後者のように見えてなりません。 グリップを握ったときに、親指の付け根あたりでダーツを構えています。 これは回転させるときに、そこを使ってひねるからでしょう。 グリップの回転に関しては【小熊式】が一番詳しく教えてくれています。こんな細かいことまで、気を使っているダーツプロは余り居ないでしょう。    

 

意識する回転の掛け方は難しい

とある雑誌には 「殆どのダーツプロは意識をして、左回転を掛けている」 と書かれていますが、私は信じられません。   実際にプロに聞いてみたインタビューなどを見ていると、 回転が有名な選手(勝見翔選手、エイドリアン・ルイス選手など)は ほとんどが「意識をしていない」という返事をしています。 理想的なフォームを求めていくうちに、 回転するようになって来たのかもしれません。